親の立場からの美術大学93 意外なところからヒントは降ってくる

「運のいい人の法則」

最近、「俺は運が悪い」と嘆いてばっかりの坊。

コンクールで、連続で失敗しているんですよね。

そんなの、たまたまでしょ~?(さすがに実力でしょ?とは言えない💦)

・・・・と、さほど気にも止めていなかった私ですが、

毎朝ともなると、キツくなってきちゃって・・・💦

目覚めの悪い坊は気分に引きずられて、朝は気分が落ち込みがち・・・。

私はつくづくと悟りましたよ。

人はなぜ「ポジティブに」だの「明るく」だの「元気に」だの「笑顔に」だのって、いちいちこっちに要求してくるのか・・・。

生来陰キャの私は、その手の台詞をよく言われる。笑

そして言われる度に、

「・・・うるさいなぁ。明るかろうか暗かろうが、私の勝手でしょ?それに明るい奴には明るい奴の、暗い奴には暗い奴の、それぞれ良いところがあるはずだよね」って思っていました。

今でも、基本的にその考え方に変わりはないけれど、

ただし、ネガティブは度が過ぎると、

ただの迷惑だってことが、この数カ月の坊のおかげでようやく分かったよ。💦

だって、「もうダメだ」だの「絶望しかない」だの「俺ほど運の悪い奴はいない」だの言われ続けたら、

「それは可哀想」って思うから、

こっちは相手を慰め持ち上げようと必死になっちゃうんだよね。

そしてそれって、すんごくエネルギーを持って行かれるので、

私の生命力が低下しちゃうんだよね。(T_T)

もう、最近の私はぐったりっすよ💦

ああ、だから暗い奴は敬遠されるのね・・・。

つまり、私はエネルギー泥棒だったのだ。笑

誰だって、毎回テイクしなきゃいけないのは辛いのだよね。

だから、「笑って!」というのは、「君が」「ギブしてね!」っていう意味で、

おねだり行為だったのね・・・。(*’▽’)

・・・・・まあ、それはそれで「図々しい要求」とも言えるから、

私はそんなことは他人には言わないけど。笑

そんなこんなで、坊があまりにもうるさいので、なんかヒントになるかな~と思い、

「運の科学書」という触れ込みの本をメルカリでポチってみました。

「運のいい人の法則」リチャード・ワイズマン博士 矢羽野薫/訳 角川文庫

ちょっと表紙のインパクトが・・・💦

しかし、分からないものですね、これがなかなか良かったのですよ。

運は考え方と行動で変えられる

内容は、ぜひ本書をお読みいただきたいと思うのですが、

坊と私が参考にできた部分を少し・・・。

まずは、運のいい人は幸運を期待する。

坊のように「もうだめだ」「どうせ」思考で最初からコンクールを諦めてしまっていたとしたら、

そもそもラッキーも何もないですよね。(´・_・`)

当り前のことですが💦

そして、不運の中にもプラス面を見つける。

失敗した作品の中に、絶対に次の学びはあるのですからね。

「なぜまた失敗したんだ?」って頭を抱えているんじゃなくて、

その中に、次の課題を学べってことですよね。

そして良く気分転換し、

長い目で、今を見つめた方が良い。

坊の人生の中では、今抱えている問題はむしろプラスに働くかもしれませんよね。

「あの時の苦しみがあったから、今の自分があるんだ」って、

将来に思えるように、今後も努力して行って欲しいですよね。

もっともなことばかりで、何度もうなづいてしまいましたよ。

リンゴを見つけよう

そして、予備校を変えることに関しても、

前向きな気持ちになれました。

チャンスはできるだけ広げた方が良い。

今いる場所に満足がいかないなら、

他の場所にリンゴを探しに行けばいい。

講師たちとトラブルを起こし、

その後もろくな目に合っていない坊💦

いっそのこと予備校を変えて、

新しい教師、新しい仲間たちの中に、

坊にとって、有益な人たちを探してみるのも良いかもしれない。

意外な打開策は、新しい風の中にあるかもしれない。

・・・・ないかもしれないけれど。💦

けれど、「可能性」に期待するのは良いかもしれない。

坊自身がそう思ってくれて、良かった。

新しいインプットって、こういう本からも得られるのですね。

ちょっと、「美術漬け」から離れて、いろいろな知見に触れてみた方が良いのでしょうね。

私たち親子は藝大を目指してからずっと、

近くを見過ぎたし、一心不乱になる過ぎたのかもしれません。

もっと、遠くへ。

大きな視点から、今を捉えたいと思いました。

坊が「俺は運が悪い」攻撃を繰り出してくることは少なくなりました。笑

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