Table of Contents
最近、「俺は運が悪い」と嘆いてばっかりの坊。
コンクールで、連続で失敗しているんですよね。
そんなの、たまたまでしょ~?(さすがに実力でしょ?とは言えない💦)
・・・・と、さほど気にも止めていなかった私ですが、
毎朝ともなると、キツくなってきちゃって・・・💦
目覚めの悪い坊は気分に引きずられて、朝は気分が落ち込みがち・・・。
私はつくづくと悟りましたよ。
人はなぜ「ポジティブに」だの「明るく」だの「元気に」だの「笑顔に」だのって、いちいちこっちに要求してくるのか・・・。
生来陰キャの私は、その手の台詞をよく言われる。笑
そして言われる度に、
「・・・うるさいなぁ。明るかろうか暗かろうが、私の勝手でしょ?それに明るい奴には明るい奴の、暗い奴には暗い奴の、それぞれ良いところがあるはずだよね」って思っていました。
今でも、基本的にその考え方に変わりはないけれど、
ただし、ネガティブは度が過ぎると、
ただの迷惑だってことが、この数カ月の坊のおかげでようやく分かったよ。💦
だって、「もうダメだ」だの「絶望しかない」だの「俺ほど運の悪い奴はいない」だの言われ続けたら、
「それは可哀想」って思うから、
こっちは相手を慰め持ち上げようと必死になっちゃうんだよね。
そしてそれって、すんごくエネルギーを持って行かれるので、
私の生命力が低下しちゃうんだよね。(T_T)
もう、最近の私はぐったりっすよ💦
ああ、だから暗い奴は敬遠されるのね・・・。
つまり、私はエネルギー泥棒だったのだ。笑
誰だって、毎回テイクしなきゃいけないのは辛いのだよね。
だから、「笑って!」というのは、「君が」「ギブしてね!」っていう意味で、
おねだり行為だったのね・・・。(*’▽’)
・・・・・まあ、それはそれで「図々しい要求」とも言えるから、
私はそんなことは他人には言わないけど。笑
そんなこんなで、坊があまりにもうるさいので、なんかヒントになるかな~と思い、
「運の科学書」という触れ込みの本をメルカリでポチってみました。
「運のいい人の法則」リチャード・ワイズマン博士 矢羽野薫/訳 角川文庫
ちょっと表紙のインパクトが・・・💦
しかし、分からないものですね、これがなかなか良かったのですよ。

内容は、ぜひ本書をお読みいただきたいと思うのですが、
坊と私が参考にできた部分を少し・・・。
まずは、運のいい人は幸運を期待する。
坊のように「もうだめだ」「どうせ」思考で最初からコンクールを諦めてしまっていたとしたら、
そもそもラッキーも何もないですよね。(´・_・`)
当り前のことですが💦
そして、不運の中にもプラス面を見つける。
失敗した作品の中に、絶対に次の学びはあるのですからね。
「なぜまた失敗したんだ?」って頭を抱えているんじゃなくて、
その中に、次の課題を学べってことですよね。
そして良く気分転換し、
長い目で、今を見つめた方が良い。
坊の人生の中では、今抱えている問題はむしろプラスに働くかもしれませんよね。
「あの時の苦しみがあったから、今の自分があるんだ」って、
将来に思えるように、今後も努力して行って欲しいですよね。
もっともなことばかりで、何度もうなづいてしまいましたよ。
そして、予備校を変えることに関しても、
前向きな気持ちになれました。
チャンスはできるだけ広げた方が良い。
今いる場所に満足がいかないなら、
他の場所にリンゴを探しに行けばいい。
講師たちとトラブルを起こし、
その後もろくな目に合っていない坊💦
いっそのこと予備校を変えて、
新しい教師、新しい仲間たちの中に、
坊にとって、有益な人たちを探してみるのも良いかもしれない。
意外な打開策は、新しい風の中にあるかもしれない。
・・・・ないかもしれないけれど。💦
けれど、「可能性」に期待するのは良いかもしれない。
坊自身がそう思ってくれて、良かった。
新しいインプットって、こういう本からも得られるのですね。
ちょっと、「美術漬け」から離れて、いろいろな知見に触れてみた方が良いのでしょうね。
私たち親子は藝大を目指してからずっと、
近くを見過ぎたし、一心不乱になる過ぎたのかもしれません。
もっと、遠くへ。
大きな視点から、今を捉えたいと思いました。
坊が「俺は運が悪い」攻撃を繰り出してくることは少なくなりました。笑