親の立場からの美術大学57 2浪生が考える藝大彫刻科合格者の特徴3選

①藝大の話しかしない

藝大彫刻科を目指す、2浪生の坊。

藝大に合格した先輩たちを見て来た坊が、藝大彫刻科に合格する人の特徴を3つ、教えてくれました。(坊が彫刻科なので「藝大彫刻科合格者の特徴」としましたが、日本画でも油画でも多分同じだと思います。)

まず、第一に「藝大の話しかしない」です。

他の大学の名前を出し、「○○大学でも良いか~」って言っていた人は、

やはり、全員落ちたそうです。

当り前か。笑

日本の最高峰を目指すなら、ふもとの山は見てはいけません。

逃げ道は全て塞いでおいた方が良い。

天才でもない限り、生易しい事では合格しないってことですね。

②計算高い

次に「計算高い」です。

先日、彫刻科の学生を4タイプに分けてその特徴を述べたのですが、↓

これに限らず、自分の長所・欠点を踏まえて、

「じゃあどうやったら合格できるんだよ」っていう、頭を使った計算が大切ですね。

計算というか、

戦略ですかね。

戦略を練りながら、日々を過ごして居ますか?

なんとな~く、似たような毎日をぼんやり過ごして居ませんか?

最近「同じミスばっかりしているぞ!」

って、先生に怒られませんでした?

毎日なにか新しいアプローチをして結果出して、また翌日は違ったアプローチして・・・って目標に向かて試行錯誤して行かないと、

進化がとまっちゃいますよ。

講評の時、メモは取っているでしょうか?

ほかの生徒の講評も、目を皿のようにして見てますか?

先生のところに行って「どうやったら上手くなるか教えろやっ!」って、首を絞めてますか?

ライバルのところに行って、「それ、どうやったんだ、やって見せろ!」って、脅迫しましたか?笑

そのくらいの気迫で、自分の課題と対処法を身に付けなきゃ、合格しないですよ。(多分)

そして、自分のパフォーマンスのピークを藝大受験日に合わせて持ってゆくことですね。(オリンピック選手並みですね)

これは、作品作りとはまた別の問題、

計算された究極の自己管理です。

これができるかどうかって、大事ですよね。

自分が天才でないなら、凡人の自分がどうやってこの少ないスキルを最大限使って食らいついて行くのかって、常に考えましょう。

③浪人生活が楽しそう

坊の後輩は、坊にこんなことを言ったそうです。

「私は、勉強が嫌いで嫌いで仕方なかった。でも浪人した今は、一日中芸術のことだけを考えていられる。毎日が楽しくってたまらない!」

こういう人が、合格するのです。

浪人生は、多かれ少なかれ心を病んでしまいます。

先が見えない苛立ち。

自分の成長が、止まってしまったのではないかという不安。

仲間や後輩に、追い抜かれてゆく絶望。

これ以上、浪人はできないという焦り。

先輩として、成績を残さなければならないというプレッシャー。

お金がなくバイトに明け暮れろくな食事も摂れないことからくる、体調不良も加わります。

襲い掛かってくる感情は様々だけれど、

それを「楽しい」って言えるのは、勝ち組の証でしょう。

以上、①藝大の話しかしない ②計算高い ③毎日が楽しそう、

この3つがそろえば、

ひょっとしたら、ひょっとするかも・・・ですよ。

うちの坊は・・・どうかなぁ。(T_T)

写真はPAKUTASOさんのフリー素材を使用しました。

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