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オーバーアクションな人
うちの坊1(19歳・美大彫刻科志望の2浪生・発達障害持ち)は、生まれた時から大袈裟な男だった。
良く泣き、よく怒り、よく笑う子であった。
少し大きくなってからは、大袈裟な身振り、手振り、表情という、「オーバーアクションな奴」という形でその特徴が身体上に現れ出した。
昨日も坊と話をしていた時、私は話の内容よりも坊のおでこに寄った見事な三本線と眉間の縦皺、そして下がった広角と、「マイガっ」って感じで天に向けられた両手に釘付けとなっていた。
だって、そんなところに皺を寄せて「マイガっ」ってやってるやつなんで、外国のドラマの中の人物以外、日本で見たことないもん。笑
こいつの中に、はたして日本人としての遺伝子は存在するのだろうか。
いないんじゃね?笑
そのオーバーアクションが、今朝はまた大盛り上がりで、
「体調が悪い」をやって見せ、「眠くて死にそう」をやって見せ、「可哀そうな俺」をやって見せて、
大声を出して騒いで、土下座して、
予備校休んだ。(´・_・`)
もう恒例行事なんで、慣れたんですけどね~。(=_=)
この「謎の体調不良」は、定期的に訪れる。
鬱なのか、まあそういう脳の構造なのだろうね。
精神面の問題に向き合えていない
2浪にもなったので、そろそろ自分の精神問題と向き合った方が良いのかもしれませんね。
ずっと先延ばしにしてきましたが、
いよいよ、本人の努力や私のサポートだけでは、どうにもならない時期にきたのかもしれない。
プロのアドバイスが欲しいですね。
本人がその気にならないので仕方ないのですが・・・。
坊が「気合い」だの「きっと上手く行く」だの「努力」だの言っているのを見ると、
少なくとも私はそんな短絡的なことは美学として言わないし、笑
坊は、ジャ〇プは読んでいない。
・・・・となると、予備校の先生に体育会系的なこと言われてるんだろうなぁと想像してしまいます。
ふつーに、気合や努力で上手く行くわけないじゃんね。(´・_・`)
結局、生徒の問題を「精神論」にしちゃうってのは、予備校の講師にとってはそっちのほうが「楽」だからなんでしょうね。
同じように、坊の問題を全て「発達障害」という枠で片づけてしまうという「楽」に逃げてもダメだとは分かっているんですけどね。
実際のところは、面倒くさくて微妙な問題で、
長い道のりを、その都度地道に調整して行くしかないのであって、
問題があるのなら、分析、ゴール立案、プログラム、振り返り、また分析・・・・・ってサイクルを、
地道にやって行くしかないんだけどね。(´・_・`)
予備校の講師も坊も、多分私も、
皆が、単純に考えすぎる。
もうちょっと丁寧に生きようではないか。(唐突な呼びかけである。笑)
余計な描き込みについて&木炭不足
ところで先日、こんなお話を書いたのですが→親の立場からの美術大学50 集中力って必要なのか
集中力の切れやすい坊が、低集中のまま余計な作り込みをして毎度失敗するという謎の癖を、
講師陣が「集中力がねぇんだよ」と叱り、
「注意障害のある子に注意しろって言ったって、注意できるわけないだろう、注意障害なんだもん」とい、禅問答のようなことをやっていたのですが、笑
この度、どうやら解決したっぽいっす。
どうやったか。
余計な描き込みをしそうになったら、余計な描き込みをしないようにすれば良いのです。ハイ、解散。笑
どういうことだってばよ。笑
つまり、坊は過集中で手早く仕上げてしまうタイプなので、8割仕上げてしまったらもうそれで良いから、集中力切れたと同時に終了にする作戦ですね。
余計な描きこみをせず、大枠は変えず、ひたすら周辺をチョコチョコ描いて時間をつぶして、再び疲労が回復してやる気になるまで休んでおれ、と。
んで、その作戦で行ったら、割と上手く行ったらしいのです。
なんのこっちゃい。(´・_・`)
ばっかみたい。笑