6年生よりはじめる公立中高一貫校受験22 子供の意思はどこまで尊重すべきなんだろう?

自分から私立の中学に行きたいと言い出した

公立の小学校に通ううちの坊2は、自分から私立の中学に行きたいと言い出しました。

紆余曲折があって、現在は公立中高一貫校を目指すことになったけれど、

私は常に、坊の意思を尊重してきたつもりです。

正直、公立の中学でも良いかなと思っていました。

友達との関係も良好で、先生にも気に入られるタイプの坊2。

どこに行っても問題なく勉強できるだろうと思っていたからです。(近くに良い私立中学が少ないという土地柄もあります。)

けれど坊の公立は避けたいという意思は固かったので、

そんなこと言っても公立中高一貫校以外適切な中学が近辺に無いじゃんという親の意見も示しつつ、

最終的に受験の方向性を決めました。

私は坊との話し合いの中で、決して坊の意見を「誘導」しないように気を付けていました。

こっちは大人だから、やろうと思えばある程度坊を自分の思う方向にコントロールできてしまうんですよね。

でもそんなずるいことはしたくないなぁ・・・って。

だから、その誘惑はぐっと押さえました。笑

坊の人生は、坊のものですもんね。

坊自身が決めなくちゃいけない。

私立に行く動機は「なんとなく」

・・・・とはいうものの、相手はしょせん子供です。

坊が中高一貫校を選んだ基準は、いろいろあるけれども、

とどのつまりは「なんとなく」なんですよね。笑

幼いから受験の動機を言語化できないというのももちろんあるけれど、

子供に長期的スパンでの思考はそもそも難しいと思います。

多くの子供にとって進路の決め方なんて、「なんとなく」「思い付きで」「親が言ったから」というのが、ほどんどではないでしょうか。

我が家の場合は、長男の坊1が私立の中高に行っていたので、坊2はその影響を受けて公立以外を望んだ、というのもあります。

そして、その長男の坊1が私立の中学高校を選んだ基準だって、

「校舎がきれいだった」「先生が優しそうだった」「家に近い」

・・・・・レベルでしたもんね。笑

将来のことを考えて学校を選んでいたわけではなかったんですよね。

そんな子供たちの姿を見ていたら、親が積極的に介入して決めた方が子供の将来にとってプラスになるのでは・・・って、思ってしまいますよね。

私もちょっと思いました。笑

だから、迷い、悩みましたが、耐えました。笑

それでも意思は尊重すべき

例え子供たちの学校の選択基準が「校舎が新しい」や「友達が行っているから」で、

「そこ~?」って呆れたとしても、

それでも、できるだけ子供の意思は尊重してあげて欲しいと思います。(もちろん、それぞれの家庭によって事情は異なりますから、どうしても諦めてもらわざるを得ない場合もあるとは思います。)

受験が失敗するにしろ成功するにしろ、

「自分で挑戦すると決めて、自分でその結果を受け止める」

ってことを、子供にはぜひして欲しいんですよね。

それが、子供のためになると、私は信じているんです。

子供の先回りをして、

子供が傷付かないように、失敗しないように、

一生懸命に前倒しで行動する親も多いと思うのですが、

成功するなら、それが一番なことは言うまでもないですけど💦

失敗も、大切だって思うんですよね。

しかし私だって、気が付くと自分の意見を押し付けようとしていますよ。

子供が心配だから、つい、自分がコントロールしようとしてしまうんです。

親って、困ったもんですね。

写真はPAKUTASOさんのフリー素材を使用しました。

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