親の立場からの美術大学110 夏季講習

3浪生と夏期講習

坊の夏季講習がいよいよ始まりました。

ここが勝負どころです!

だって、夏期講習はぐ~~~~んと実力を伸ばすチャンスなんだって、

以前の予備校の先生が言っていたんだもん。

だから、坊も私もずっとその価値観を引きずって疑問も持っていなかったんだけれど、

今度の予備校ではそうでもないらしいんです。

実は最重要という訳でもない・・・?

なぜそう思ったかというと、

いつもの主戦力メンバーが夏期講習に来ていない

・・・ってことに気付いたからなのです。(はやく気付け。笑)

坊が先生に聞いたところ、

「あ、多浪の子は(夏期講習には)あんまり来ないね。(あっさり)」

・・・だって。

何ィ!!

「君みたいに夏期講習フルで来る子は珍しいよ。」

つまりは「いつもいっしょの浪人生たち」は夏はバイトやら故郷に帰るやらで忙しくて、

あんまり来ないんだって。(´・_・`)

考えてみれば、

浪数を重ねた子ほど、

この時期はお金のためにバイトするって、ある意味自然よね💦

お金出してもらって夏期講習まで受けてる坊は、十分恵まれてるんだよね~。(T_T)

・・・ってことに、

やっと坊も気付いたらしいよ。(今更か~い。笑)

引き続きマイペースを維持する

思えば坊の絶不調は昨年の夏辺りから始まったので、

今年度こそはメンタルと体調には気を配りたいところです。

坊の問題は技術的な面もさることながら、

メンタル面の不安定要素が大きいのです。

誰でも、出来不出来の「波」はあるものですが、

坊は不安が強いので、不調に耐えられないんですよね・・・。

ただ、昨年1年を経験したことで、不調に対する耐性もある程度は付いては来ているのですが、

まだまだといったところでしょうか・・・。

坊は、こんな話をしてくれましたよ。

鶏をモデルに塑像を作った時のことです。

鶏を観察していたら、

一匹の鶏が網の向こうにエサを見つけ、

網の中に穴を見つけて首を突っ込んだんですって。

ところが穴は小さく、エサには届かなかった。

それでもハトは諦めずに何とか食らいつこうと頭を押し込むんだけれど、

どうしてもダメで、もがき続けたんですって。

実は、頭を引き抜いてぐるっと網を回れば、

エサにありつけたのです。

ところが、焦っているハトには、

それに気付けないのです。

ハトになってはダメなんだ

今になって坊が思うに、

「俺も同じだったな」って・・・。

「一歩下がって周囲を見渡せば、他の道があることに気付けるはず」なのに、

余裕がないから、一歩下がれない。

渦中にいると、周りが見えないものですよね。

前のめりに突っ込んだまま、網に引っ掛かって動けない状態です。

自分を客観的に眺めるのは難しいですが、

「スランプかな・・・」と思ったら、

一度、その場から退いてみるのが良いのかもしれませんね。

日々の創作の中でも、同じことが言えるでしょう。

作品が出来上がったら、目を閉じて深呼吸して、

別人になったつもりで眺めてみるのです。

別の道が、そこにあるかもしれませんね。

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