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先日、実家の戸棚を整理していたら、
幼い頃の私の写真と、広告の裏に描かれた絵がたくさん出てきました。
懐かしい・・・。(*^_^*)
私は絵を描くことが大好きな子供で、将来の夢は漫画家でした。
まあ、夢破れて今は普通のパート勤めなんですけどね。笑
それらの絵を見た坊1(美大志望)が、「母ちゃん、俺よりも上手い・・・」と言ってくれたのです。笑
まあ、それが正しいかどうかは置いておくとして・・・、
私がなぜ美術の道を選ばなかったのか。
母に反対されたことが大きかったですが、
母の言う通り、美術界に足を突っ込んだところで就職が厳しいことは、
私自身も知っていたからです。
お金がたくさんかかることも・・・。
自分を押し通すことはできませんでした。
「夢」を前に、
より確実で安全な将来になる可能性が高い道を、自ら選んだのです。
ところが、数年後バブルは弾けます。
私は、就職に苦労することになります。
就職を有利にしたくて夢を諦めたのに、
結局就職に苦労したなんて、笑えます。
理性で将来を決めた割には、社会や経済に無頓着でした。
坊は、私と同じく美術大学への進学を希望しています。
周囲に反対をされたことも、私の時とそっくり。
ところが坊は、
私と違って負けませんでした。(´・_・`)
苦労して浪人して美大に行ったって、
就職できなかったらどうするんだ?
結婚も難しくならないか?
「先のことを考えていないやつ」と言う人もいるでしょう。
でも、坊は平気です。
坊は先のことなぞ、私ほどには考えてません。
「今」「自分がやりたいと思うことを」、
心のままに選んだのです。
それは、すごい事だと思います。
「将来の保証」なんて、本来は無かったはず。
たまたま戦後の高度経済成長期に、
安定した未来がほんの少し見えた時があっただけで、
今は良い大学を出て良いところに就職したって、
その会社が倒産する時代ですからね・・・。💦
これから先は、学歴だの終身雇用だの、
全て「将来の保証」にはならないでしょう。
必要なのは、
どんな時代でも生きて行けるだけの、
強かさ、柔軟性、知恵。
だからこそ坊たちには、
やりたい事を思う存分やって欲しいと思っています。
明日がどうなるかなんて、誰にも分からないのだから・・・。