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最近の坊は、や~~~っと調子を上げてきて安定している。
ここまで、長かったなあ。
夏休み後からずっと不調だったもんね。
坊が安定しているので、私もうれしい。
思ったようにモノが作れると心が落ち着くのか、心が落ち着いてきたから良いものが作れるのか・・・・。
良くは分からないが、坊が静かなので我が家は平和である。
一般的に言って、浪人生が居ると家の中は大変だ。
例えば、金銭的な問題とか。
しかしそれは一番の問題ではない。
一番の問題は、
うちの坊がうるさいことだ。笑
あいつ、上手く作れないと絶望して騒ぐからさ・・・。
良きにつけ悪きにつけ周りを巻き込んで騒ぐから、こっちまで心を乱されて大変なんだよね💦
まあ、そんなこんなで絶不調の波を乗り越えて成長した最近の坊ですが、
実はちょっとした心の変化があったのです。
まあ、変化があったから立ち直ったんですけどね。
それは・・・。
迷いの果て(笑)に至った心の状態。
坊曰く、
「2浪、3浪したら、足し算ではなく引き算である。」
2浪・3浪していると、生徒たちは「足し算」になりがちだ。
講師は講評の度に、「ああしなさい」「こうしなさい」とアドバイスを付け加える。
真面目な学生ほど、それらを「全部盛り」にしがちである。
その結果、やらねばならないタスクが積み上がり、とても時間内にこなせなくなってしまう。
たが、実際には6時間という時間制限の中ではできることは限られてる。
坊は、予備校の友達にこんなことを言われたそうだ。
「そんなに何もかも欲張ったって、完璧になんてできっこないじゃない。」
そこで、坊はハッとしたそうです。
残念ながら自分の能力では、今のところ時間内に終了しない。
だったら自分は、今の自分でできることをしよう。
「作り込み」を優先することを捨て、「印象を捉える」ことを優先しよう、と。
結果的に印象作りを優先することで、時間内に満足のゆく作品を作り上げることができるようになり、講師からも褒められるようになったということでした。
そして100%の集中を捨て、70%の集中で余裕を持って作ろうと決めたそうです。
100でやると周りも見えなくなるし、
時間配分もおろそかになってしまうんですね。
集中しながらも頭のどこかは冷めているような、
そんな余裕を持った姿勢で臨めば慌てないし、
たとえ失敗したとしても、途中からの軌道修正が可能になるかもしれませんね。
このようにできない事は諦めて、今できる最重要課題に取り組む。
引き算を行った上での優先順位を考えることが重要なのですね。
そして面白いのが、このアドバイスをくれたのが、予備校の同い年の仲間だったということです。
同期が坊のデッサンを見ながらつぶやいたちょとした言葉に、坊は気付きを与えられたのです。
浅い経験の生徒の言葉が、講師の言葉よりも的を射ていることがあるのですね。
講師は多分「引き算しろ」とは言わないですね。
彼らの仕事柄、「足し算」で課題を増やしちゃうんだと思うんですよね。
このように、どこに金言が落ちているかは分からないものです。
けれど、金言を拾えたのは、
坊の人柄であったり、坊の必死さであったり・・・。
つまりは、坊が自分で引き寄せたのです。
鬱になりながらも、必死にもがいていたもんなぁ、あいつ・・・。
よく頑張っていると思うよ。(*^_^*)