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いよいよ12月ですね・・・。
坊の通う美術系の予備校では年内の通常授業ももうすぐ終わり、
冬期講習が開始となります。
坊はもちろん、全日出席の予定。
私たち夫婦はそんなにお金を持っているわけではないけれど、今年度は藝大を落ちても浪人をさせるつもりはないので、最後の頑張り代として私たちが講習代を負担することにしました。
泣いても笑ってもこれが最後。
中には、親の支援を受けられない子も多いと聞きます。
上には上がいるので比較のしようがないけれど、まあまあ坊は恵まれている方なのでしょうねぇ・・・。(´・_・`)
坊はあんまり感謝していないかもしれないけど・・・。
先日坊が、こんなことを言っていました。
去年坊が通っていた予備校では、ずっと先生から素描が「癖っぽい」と言われて来たんですって。
でも坊は、自分ではどこが癖っぽいのか分からなかったし、
分からないからどうやって直したらいいのかも分からず、
毎日途方に暮れていたんですって。
で、先生に質問すると、
「よく石膏像を見ろ」
とだけ言われたんだって。
で、結局直らなかったんだって。
そして今年度から行くことになった予備校。
またも講師から、「癖っぽい」と言われたんだけど、
今度の予備校の先生は、坊の描いているデッサンを指さして、
「このグラデーション」
と言って、今度は石膏像を指差し、
「実際にはこうはなっていないだろ?想像で描いているよな?実際は違うよな?」
って、教えてもらったんだって。
「一度で自分の癖が分かったわ」
って、言っていましたよ。(´・_・`)
その他にも、坊は「3秒ルール」なるものを課され、
塑像の時にはとにかくじっとしない事、
動き回って多くの視点から作り上げることを指示されたんだって。
「よく見ろ、動け」
って言われるより、
「3秒ルール」
って言われた方が心に染みるよね。
この、具体的なアドバイスがすっごく坊には効いたんですね、きっと。
先生の言う事を聴けば上達するから、
坊も必死で先生に食らいついて行ったみたいですね。
いやぁ、具体的なアドバイスは本当にありがたかったですね。
予備校生は、先生の力量に左右されちゃいますよね。
どんな先生に巡り合えるかは運だけれど、
幸運の女神の前髪は掴んでおきたいですよね。