親の立場からの美術大学48 息子おしゃれ化計画2

坊の服もヒドイが家族でヒドイ

美術大学に行くために美術系の予備校に通っている坊・・・・。

美術系の集まりなんだから、周りの生徒達はさぞかしオシャレだろうと思っていたら、全然そんなことはない。

つうか、予備校の先生自体が私との面談に「半纏&チャック全開ジーンズ」で来たからね。笑

オシャレとかセンスとかは、オシャレに興味を持ち、学び、実践し、長期間かけて身に付けるものであって、

生まれつきの能力とかじゃないからね~。

美術系だからって、ヒドイ子はヒドイ。

ちなみに私自身(50歳・主婦)はオシャレに全く興味がなく、日々ダサい服を着ている。

坊に対してオシャレの指南なんぞする立場にはないが(だからといって私がやるしかないので)、スタイリストさんの本を読み参考にさせていただくことにした。→親の立場からの美術大学47 息子おしゃれ化計画1

ちなみに、私は坊とこんな約束をした。

1年かけて「普通の着こなし」とやらをやってみる。まず「ダサくない」を目指してみよう。当面の間は、お前のその「たるい」アイテム、ジャージ・柄物シャツ・デカいロゴの入った服は使用禁止とする。これから履くのはジーンズ、シャツ。色は、黒・白・紺だ。

・・・・みたいな話をしていたら、夫(ダサい我が一族の中の最高峰)が突然会話に割り込んできて、オシャレの持論を語り出した。

内容はよく覚えていないんだが(あまり参考にならない内容だった笑)、

「俺は、黒が似合うんだけどね」

とか言い出したので、私はしょっぱい顔になった。

夫は黒が似合わないのである。(´・_・`)

最近やたらと黒い服が多いので「よせばいいのに」と思っていたのだが、コレクションしていたのか・・・。

そういえば夫は以前、キャップを愛用していて、

その時は数年間我慢した後、勇気を出して「君にキャップは似合わない」と言って辞めさせたことがあった。

本当は、「黒のトレーナーは似合わない」「カーキのワークパンツは似合わない」「穴あきジーンズは年齢的にきつい」とか、いろいろ言いたかったんだけれど、

キャップのこと言っちゃったから、あんまりいっぺんにたくさん否定するのもどうかと思っちゃって。

・・・・・このように、我が家は構成員全員がオシャレに関してはダメダメであるのだが、

自分のことがダサいと分かっているだけ、私が一番この家でまともであるといえるのである。笑

いやあ、しかし坊といい夫といい、人は客観的に自分を見つめられない生き物なんですね。

やはり個性なんぞは当面信じず、決められた服を決められた方法で粛々と着てゆきましょう。

彫刻科の服選び・考慮すべき点

芸大の2次試験の時、油画科の受験生たちが油絵の具の飛んだ派手な作業ズボンを履いていて驚いたのだが(その格好で電車乗ってきたのかいという)、

彫刻科は絵具はないけれど、粘土を触るし肉体を大いに使う。

私服はいっつも汚してくる。

坊は遠距離通学で電車に乗るから私服必須で、作業着は着たり着なかったり。

暑い日は着ていられないしね。

しかし作業着で私服はガードできても、靴はガードできない。

彫刻科(工芸科も)で悩ましいのは、この粘土の粉?ではあるまいか。

坊は、粘土の日は常に白い。

常に白い粉に襲われる

靴、ズボン、上着、そして髪の毛の中など、

坊は常に白い粉と共に生きている。

リュックなど手持ちのものも、床に置くと白くなる。

ちなみに、折りたたみ傘も白くなる。

そして、ぞうきんで拭いても落ちない。

台所洗剤を使って落とすしかない。

そして、黒い粉にも襲われる

では、白い粉にだけ気を付ければ良いのかというと、石膏デッサンで炭を使うので、

場合によっては黒い日もあります。(白目)

墨汁を使った課題の日には、薄い色のズボンに点々とした炭の跡が・・・なんて日も。

服の色が「薄い」ってのも、リスクですね。

まあ、白くも黒くも、「服は非常に汚れる」ってことです。

運動量が多い

彫刻科は、基本肉体労働だってのも考慮が必要です。

粘土も練るし、立ち仕事だし。

座りっぱなしの石膏デッサンは別ですが、基本動き回っていると考えた方がいいです。

なので、肩からセーターかけるとか腰に上着を巻くとかはやめた方が良い。

シャツも、肘までめくりあげているのがずり落ちてくるとイラっとするから、工夫が必要ですね。もしくは初めから着ないか。

あんまりルーズで裾幅の広いズボンも邪魔だし粉を吸うので、ストレッチ素材の短めの方が良いと思う。

あとは、脱ぎ着しやすいものですね、体温調節しやすいように。

オシャレしても作業着を着ねばならぬ

そもそも、予備校近くの寮から通う子は、家から作業着を着て行けばいいから私服は着てこない。

どんなにオシャレしても結局上下つなぎの作業着着るなら、オシャレをどこで発揮するんだというね。笑

服装うんぬんよりも、髪型・髪の色・アクセサリー・バックなんかにこだわった方が良いのかもしれないとは、ちらっと思う。

彫刻科の服選びのポイント

さて、以上いろいろ考えてきましたが、美術系予備校彫刻科の服装のオシャレに関しての私の考えはこうです。

ホワイトは(貧乏人には)厳しい

靴・上着・ズボンとも、白は洗濯が面倒になる。

かといって黒でも白い粉が目立つんだけれど、白みたいに「染まってしまう」ことはない。

黒・紺辺りが無難だろうと思う。

洗濯に強くなければならぬ

洗濯機で連日ぶん回しである。

だから、高価なものは最初から買わない。笑

洗濯に強い素材を選ぼう。

ジャージはやめる

だからといって機能一点張りに服を選ぶと「ジャージ」になるから、

そしてそれを「ダサイ」と言われている訳なので、一応電車で予備校に通う以上は部屋着はやめようね、もう大人なんだから、ってことですね。

というわけで、今回坊はユニクロでジーンズを買った。(2枚)

次回、その話をしようと思う。

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