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前回でのコンクールの大失敗を、坊は「バブルが弾けた」と表現した。
バブルねぇ・・・。
坊は最近ずっと、トップに近いところを走り続けていたんです。
あれは坊の実力だと思っていたのですが、
実はそうでもなかったという事ですよ。💦
この場合のバブルとは実際の坊の実力の上に乗った泡のことだけれど、
泡の分量は思ったより厚かったのかもしれません。
泡が消えた結果、本来の坊の実力が現れたのです。
大学受験を目の前にして、あれは泡だったと気付かされるのは辛くしんどい事です。
まだまだ課題は山積み。
ゴールは雲の向こう。
気が遠くなりそうです。
でも、そもそも・・・。
泡の正体って何なんだろうね?
泡ってどこからやってくるんだろう?
「なんだか分からないけど調子良い」って状態っていうのは誰にでもある。
偶然か必然かは分からないけれどそいつは突然やって来て、
そして、必ず崩壊するものなんだ。
「俺は大丈夫」って思っていると、
あっという間に転落することになる。
技術力は生ものだから、
嘗めたとたんに、腐るのだ。
実力を測るときは、バブル分を差し引いて考えなければならない。
そして腐らぬようにたゆまぬ努力をすること。
それが肝要なんだと、改めて腹に落とし込む。
こんな状況でも一つ良かったのは、
絶不調ながらB〇だったので、
失敗してもここまでは行けるんだって分かったのは良かった。
試験当日の精神的に追い詰められた状態でも、
例え結果の出来栄えが悪くとも、
それでも仕上げさえすれば、Bマルは行けるんっだってのが分かったのは、
坊の中で自信になったんではないだろうか。
失敗を経験しないまま試験当日になってやらかすよりは、
失敗を経験できてラッキーだったんじゃないか。
経験値は深い方が良いのだから。
今までトップを走っていたから、今の状況は坊にとって悔しいと思う。
現役生や一浪、二浪生たちが自分を追い越して行くのを見守るしかないのは、
本当に残酷なことだと思う。
さぞかし嫉妬で胸が苦しいだろう。
私が坊に求めていたのは、こんな厳しい世界じゃなかったんだけど・・・。
趣味であり得意でもある美術の道を坊が進むことができたなら、
きっと坊は幸せになるんだって、
そう思ったんだよ。
こんなに沢山の絶望を乗り越えなければならないような、
厳しい世界だなんて思ってなかった・・・。
坊は今年度で行くべき大学を決めるつもりだ。
第一志望が通らなければ、第二志望へ行く。
予備校で学べることは学べたと思うのです。
今年1年をかけてそう思えるようになってくれて、良かったと思います。
それだけ、一生懸命にやったんですよね。(≧▽≦)