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新しいことは受け付けない
私の母は、月に一回俳句の会に行くのを楽しみにしている。
電車で一駅のところだが、自宅から駅まで大人の足で15分弱歩くので、
両股関節を人工にしてる母にとってはバスが必須となる。
しかし、未だにSuicaを持たず小銭で乗り降りしており(ちなみにスマホも持っていない。)
最近、指先の巧緻機能が低下してきたので、財布の中から小銭を取り出すことが難しくなった。
私はここ何年か、ずっと母にSuicaを勧めてきた。
ところが、ず~~~~~~~~~~~~っと拒否られてきたのだ。
曰く、どうやって使ったらいいのか分からない、チャージって何?とにかく分からない、電車に乗るのは週に一回だからそんなに困っていない、どうせだんだん足腰衰えて俳句の会にも行けなくなるのだから、そうしたらバスも乗らなくなるから良い、とにかく難しそうだから嫌だ、今のままでぜ~んぜん大丈夫。
・・・・ってあれこれ言い訳しているうちはまだ良かったんだけど。(´・_・`)
この間バスの中で手に握っていた100円玉が指先から落ちて転がってしまい、
拾いたかったんだけれど、情けないことに自分では拾えなかったというのだ。
足が悪いからしゃがめないし、力が無いからしゃがんだら最後立てないのだ。
足は杖を持てば良いけれど、指先の力が衰えて「ずっと100円玉を持っていられない」のはどうしようもない。
そして、「ところで前言ってたSuicaってどうよ?」ってきたもんだ。
だからね、「今使わないから、要らない」じゃないんだよ。「いづれ使うかもしれないから、体験しておく」って発想が人生には大事なんだよ~。(´・_・`)
年を取れば取るほど、「はじめて」のハードルが上がってゆくんだから、ぜひいろいろお試しをして欲しかった。
Suicaは絶対便利すぎて、「何でいままっで使わなかったのかしら??」って言い出すに決まっているわ。笑
クレカは作れんかもしれん
Suicaでバスや電車が乗れるようになれば、切符を買う手間も小銭を出す手間もなくなりますから、きっと母は気に入るはず。
次の問題は、チャージですね。
まあ、今迄だって券売機で切符買ってる訳ですから、チャージくらいできると思うのよ。
でも、なにせ「はじめて君」なのでいろいろ気を揉んでしまい、
電車に乗ってて残金が無くなったらどうしようだの、どこで残金を確認するんだの、あーだこーだ不安を繰り出してしまうのですね。
せめてスマホを持っていてくれたら、私がモバイルチャージしてあげたのに、
スマホ持っていないし。
だったら、ビュースイカカード作ってオートチャージできるようにすればいいじゃん。
・・・・って言って気付いたけど、母の年齢ではクレカ作れないよね。多分。(*’▽’)
もっと若いうちに作らしておけば良かったなぁ。
そして、人ごとじゃないよね。
私だって、50歳。
何歳までクレカ作れるか、分かんないよね。
いつか作ろうとか思っているものは、今作ってしまった方が良さそうですね。
今のうちから、対策練っておこうっと。
そして、銀行まで行けないかもしれん・・・
バスを使わないことには出かけられなくなってきた母だけど、
それで困っていることがあって、それは銀行に行けなくなって来たことです。
「晴れで」「足が痛くない日」にしか、銀行に行けない。
歩くの遅いし、ネットバンキングとか使えんし、変に用心深いからハンコや通帳の一切を貸金庫に預けてあって、
それを取りに行ってからじゃないと出入金できない。
行って帰って、2時間くらい。
なにこの、超絶不便な世界。
「銀行行くの大変!」って、そりゃあそうだわ。( ´∀` )
年を取ったらあんまり遠いところの銀行は大変よ?ってことと、
あとは、やっぱりネットですよ~。
ネット使いこなせれば、結構いろんなことが楽になるんですけども・・・・。
振込だって、わざわざ銀行に行かずともできるじゃん。
通帳記入を一年に一回はしなきゃいけないとか、通帳レスにしてしまえばいい。
便利な方法はいくらでもあるのに・・・。
ネット&パソコン(スマホ)が使えればだけど。
「時代に付いて行く」って、大事なんですよね。(´・_・`)
便利なことには常にアンテナを張って、肉体や精神の衰えを補ってもらいましょうよ。
母をみていると、つくづくそう思います。