やらかしとは何か
「また、やらかしてしまった」と、坊は言った・・・・。
やらかしたとは、なんじゃ。
これですよね。→\(^o^)/オワタ
やらかしたとは、決定的なシュートを外したサッカー選手のような佇まいを表す形容詞である。
~ニコニコ大百科より~
つまり、普段は石膏デッサンコンクール上位のくせに、
今日はビリだったってことですね。
またですか。
またですね。(T_T)
コンクール高得点の癖に受験で壮大にやらかす
しかし、不思議である。
サッカー選手やフィギュアスケートのよーに、一瞬ですべてが決まる競技選手ならまだ理解できるが、
6時間(場合によっては12時間)もかけて、徐々に「やらかして行く」っていうのはどういうことなのだ。
途中で、回避できないものだろうか。
それだけ時間があれば直せるでしょ、って思ってしまうけれどね。
ところが坊の話によると、それは、難しいらしい。
なぜなら、途中で「あ。やらかした」って気付いても、そこから復帰するのが至難の業なのだそうだ。
一か所直すと全部ズレて行くから、
結局全直しになって、時間もないし焦ってしまい失敗するらしい。
だからこそ、石膏デッサンは手順が重要になってくるのである。
橋を叩いて渡るタイプは、この点有利だろう。
(ちなみに坊は、自由な手順無視の感性タイプ。w)
形はとれているかズレていないか、その都度振り返って確かめて行けば、早い時期に修正できるだろう。
最後の最後になって、「あ。ずれてた。」なんてことは、本来無いはずなのだ。
・・・理屈の上では。
ところが、人はやらかすのである。
あと、1時間で終了という時になって、
「あれ?ズレてた?」をやり出すのである。
そして、熟練者とは、この段階から直せる奴なのである。
(素人の私が思う)石膏デッサン成功者とは、
①いつもの手順でいつも通りに描ける律儀さがあって、
②そもそも「あ。」がない慎重さがあるか、もしくは、
③「あ。」があっても、そこからリカバリーできる心臓に毛の生えた自信・・・
そうゆう人しか、勝てん世界よね~。
コンクールで上位入賞者を誇る人物が、大学受験で壮大にやらかすことがあるのは、
これらのどれかが発揮できなかったという事なのでしょうね。
6時間ぶっ続けで焦り続ける
某大学の試験官をやっていた人物が、「自分の知っている優秀な生徒が6時間かけてやらかしているのを見た」という話を聞いたことがあって、
勝負が一瞬で終わるのと、
6時間かけてじっくり敗れるのとどっちが残酷なのかって考えちゃいます。💦
「あ。」って気付いてから焦って直して、でも時間が無くてますます焦って。
真綿で首を絞められるような苦しみでしょうね。
でも・・・。
それを乗り越えた者のみが、合格するのですよね。
人は、必ずやらかします。
大事なことは、やらかさないように最善を尽くすこと。
そして、やらかしたのなら、できるだけ早く復帰すること、
それのみ、ですよね。