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婚礼家具
嫁入り道具と言えば、昔は「婚礼家具」「婚礼布団」「着物」などでした。
最近では、結婚する2人の住む家やライフスタイルに合わせて、必要な物を自由に選ぶ傾向にあるようだから、家具を買わない方もずい分増えたようですね。
私が結婚したのはもう25年前!になりますが、
当時はクローゼットや食器棚が作りつけてあるアパートがまだ少なくて、家具を買わざるを得ませんでした。
嫁入り用に両親に買ってもらった家具は、
「食器棚」「タンス」「本棚」「電話台」などです。
私は一人娘でしたから、母はずいぶん無理をしてきれいな家具を買ってくれたのです。
特にタンスは、北欧の輸入家具でした。
当時は、すっごくおしゃれだったんです。
新築時に悩みに悩む
当時はそれで、問題なかったのですが、
それから約20年後、私たちは家を買いました。
困ったのは、両親に買ってもらった家具をどうするかでした・・・。
どう考えたって20年前の古い家具が新居に合うとは思えない。(T_T)
つうか、絶対に浮く・・・💦
母は捨てて良いと言ってくれたけれども、
母と二人、あれも良いこれも素敵とお店を回って選んだ懐かしい日・・・。
新しい家具が新居に運び込まれた時の喜びが、胸に浮かんでしまって・・・。
思い出ともにあるから、捨て難くて。💦
母にも悪くって、持って行くか新しく作り付けで設置するかずい分悩みました。
結局私は捨てられず、食器棚とタンスをもって行くことにしました。
ただ、本棚は捨てました。
小さな家には、大きな本棚はどうしても置けなかったのです。
最後の日、お気に入りの本棚が運び出された時、胸が痛くて泣きそうだったのを覚えています。
処分してしまった方が良かったかも
そして、新居に移り住んでからはや5年。
やはり、今思うと以下の3点において。「勇気を出して、捨ててしまった方が良かったかなぁ」とも思うのです。
それは、
理由①新居とちぐはぐ
分かっていたことですが、
壁紙も床板もピカピカに新しい家の中で、異彩を放つ古き婚礼家具・・・。(T_T)
覚悟はしていたけれど、予想以上の違和感がありました。
しかしまあ、5年も経って家も少しずつ古びてきて、だんだん家具と家が一体化してきた感はあります。
お客さんがそれほど来る家でもないので、私が気に入っているのならそれでいいやと思っています。
理由②地震の時に困る
これですよね、これが大きいですよね~。
タンスや据え置きタイプの食器棚は、地震で転倒して中身のほとんどが飛び出してしまうという話を聞きます。
特に寝室は、タンスの前に寝ているので不安はあります。
まあ、タンスには地震対策の突っ張り棒をしてはいるのですが、
突っ張り棒はどうしてもダサいという。(T_T)
お客さんに見えないところだし良いけど。笑
食器棚は、さすがに突っ張り棒は格好悪いので、タンスストッパーなるものを下に敷いています。
どこまで効果があるか分からないけれど。
理由③将来売るor貸し出す時に困りそう
私たちが、将来的にずっとここに住んでいる可能性は100%ではありません。
状況によっては、今の家を他人に売ったり貸したりすることがあるかもしれません。
その時は、やっぱりこの家具たちをどうするか悩まなければなりません。
持って行くか、捨てるか。
作り付けなら、悩まないことです。
結局のところ、家具などは極力持たない方が、将来の変化に身軽に対処できますよね。
あと、家具たちを捨てなかったので更に思い出が付加されてしまい、
ますます愛着が湧いてしまって、ますます捨てにくくなっているのよね。(´・_・`)
ついに処分する日とか、号泣しそう。笑
「ときめくモノたちと暮らせたら素敵」って、かつては私も思っていました。
・・・・が、今では、
「物に思いを乗せると、マジで捨てられなくて困るから、物には愛着しないように」って思っています。💦
・・・・・これ、結構重要かも。笑